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理事長ご挨拶

理事長ご挨拶

 平素より、「一般社団法人社労士成年後見センター東京」の活動にご理解ご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。本年度より理事長を務めます古澤 和哉でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 認知症高齢者、知的障害者または精神障害者の方の中には、判断能力が十分ではないため、その意思を決定し、表明するために支援を必要とされている方もいます。また、判断能力が十分ではない方は消費者被害等の財産侵害の対象となりやすく、場合によっては経済的拠り所を失うおそれがあります。成年後見制度は、そのような判断能力が十分ではない方のために、任意後見人、補助人、保佐人または成年後見人を支援者として、自ら望む生活の営みを実現するための意思決定を支援するとともに、確実にその財産及び収入を確保して、自由な選択権を失わないよう被後見人を守る制度です。
 一般社団法人社労士成年後見センター東京は、社会保険労務士の労働・社会保険、年金分野に精通する専門家の強みを活かし、成年後見制度に積極的に関わることにより、高齢者や障害者の権利の擁護と福祉の向上に寄与することを目的として設立した一般社団法人です。あるときは後見人(任意後見人、補助人、保佐人または成年後見人)として、またあるときは後見監督人(任意後見監督人、補助監督人、保佐監督人または成年後見監督人)としてその権利を擁護する活動をしております。
 具体的には、東京都社会保険労務士会の9つの統括支部を基礎とするブロック支部を中心に、行政との連携も含めて地域に密着した公益的活動を進めるべく、区市町村、社会福祉協議会、地域包括支援センター等への成年後見人受任活動を積極的に推進しているところです。また、全国社会保険労務士会連合会をはじめ、各都道府県の社会保険労務士会においても、広く国民から認知される士業としての社会貢献事業の一つである成年後見業務に対応していることを広くPRしております。
 当センターはさらなる組織基盤の強化を進めていかなければなりません。
 私たちは、社会保険労務士であれば、だれもが成年後見制度の知識を持っていることを理想としております。会員の皆様には、是非、秋から実施されます「成年後見人養成研修」を受講して、センター会員に登録していただきたいと存じます。33時間の研修は、必ず社会保険労務士としての視野も拡げるものです。
 また、国民の皆様には、私どもは、マスコットキャラクター「らいさ®」を掲げ、成年後見を希望される皆様方に対し、収入に関わらず国民の皆様の「生きがい」をサポートし、暮らしと財産をお守りしていることをご理解いただき、是非、当センターをご活用くださいますようお願いもうしあげます。
 「一般社団法人社労士成年後見センター東京」へのご連絡を、心からお待ちしております。

                                                     一般社団法人社労士成年後見センター東京
理事長  古澤 和哉

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